マイホーム奮戦記プロローグ３

■マイホーム奮戦記　プロローグ３

プロローグも３までくると，みなさんも呆れてしまうのではないでしょうか。でも家が建つまで１年半。まだまだ，私にとってはプロローグに過ぎないのです。本章まで，もう少しがまんしておつき合いください。m(_ _)m

このころから，私はパソコン通信で情報を集め始めました。パソ通歴はもう何年にもなります。情報量はインターネット以上です。私自身こうしてホームページを立ち上げていますし，インターネットサーフィンは行いますがインターネットとパソコン通信は使い分けています。
以前はパソコン通信の経験者がインターネットも始める，というのがお決まりでしたが，最近はいきなりインターネットを始める人がほとんどのようで，パソコン通信未経験の方が多く，パソコン通信のことを知らない方が多いですが，単位通信時間あたりの情報量は圧倒的にパソコン通信の勝ちです。基本的に文字情報ばかりですからね。またパソコン通信は管理者がいるために情報が整然と整理されています。どこの会議室を覗けばどんな情報が得られるということが一目瞭然です。会議室で発言しても，誰の意見に対する，誰の意見，ということがきちんと表示されるソフトが揃っています。
反面，インターネットは画像情報をはじめとするマルチメディア情報が魅力でしょう。しかし，現状は一方通行のコミュニケーションがほとんどで自分が必要とする回答がなかなか得られないのが現実です。

ここ数年の買い物で，ノートパソコン，自家用車，アマチュア無線機などずっとパソコン通信にお世話になりっぱなしです。今回も，情報をパソコン通信に求めることにしました。NIFTY-Serveのフォーラムに「マイホームと不動産」フォーラムというのがあります。ここの過去のログを集め，読みあさりました。「私のマイホーム取得日記」「法律相談」「その後のマイホーム」「家創りアイデア集」など，目から鱗の情報ばかりでした。ぜひ，NIFTY-Serveに入会され，ここのログを読まれることをおすすめします。

さてヘーベルハウスが少し現実的なものになって，私たち夫婦はかなりヘーベルに気持ちが傾いてきたのですが，土地も手に入れなければいけません。私の両親は同居しないことになりましたが，妻のお母さんはすぐに同居はなくても母１人子１人ですから，いずれは一緒に住むことになるでしょう。今のマンションが３ＬＤＫ。できれば新居は５ＬＤＫは欲しいところです。土地と建物，高嶺の花には変わりありません。ヘーベルハウスに何とかがんばってもらってお値打ちにしてもらうにはもう１社と話を進めて，競合をさせないと，と考えました。もう１社はパナホームです。といっても，パナホームのことを「当て馬」と考えていたわけではありません。高気密・高断熱のピチッとした家が最近多い中，パナホームは色々な工夫で積
極的に換気を行うという考えの家でした。この点ではヘーベルハウスとは正反対で非常に興味のあった点ですし，事実私たちはヘーベルハウスをあきらめて，パナホームに決めかけた時期もあったのです。（ここが一番悩み多き時期でした。８月のことです）

この奮戦記を，どのハウスメーカーが一番なのか，という情報を得るためにお読みになっている方もいらっしゃると思いますが，大手のメーカーなら大同小異なのかもしれません。私たちは最終的に営業さんの人柄で決めました。たまたま他のメーカーの営業さんと，ウマが合わなかっただけだと思います。その上で，ヘーベルハウスの仕様・考え方には惚れ込んでいます。あくまで，奮戦記としてお読みいただけると幸甚です。

しばらく，具体的な行動を起こさない時期が続きました。でも情報は，パソコン通信でしっかりと集めて，知識を増やしていました。

５月ぐらいだったでしょうか。ある飲み会で，１０年ほど前にヘーベルハウスで家を建てられた，元職場の先輩にお会いしました。今新築を考えていること，ヘーベルハウスとパナホームが候補であること，などをお話しすると，とにかくヘーベルハウスで家を建てて一度も後悔をしたことがないし，１０年経った今でもとても快適に生活できているから，「ぜひヘーベルハウスにしろ」とアドバイスを受けました。しかも，そのときの営業のＡさんを紹介して下さるというのです。当時の営業さんと少し性格的に合わない事を感じ始めていた私たち夫婦には願ってもないことでした。そしてこのＡさんこそ，今の私たちの担当の営業さんなのです。

これでやっとプロローグは終わりです。いよいよ本章へと突入します。まだまだ先は長くなりそうです。よろしくおつき合いください。